NIKKOR 20-35mm/F2.8-4D

またまた古い高級レンズ(1989年/研磨非球面レンズ搭載/14枚玉/当時の価格は20万円を超えた)の簡単テストである。20-35mmと言ってもやはりCanon EF28-80mm/F2.8-4Lと同様、大きくて重く(585g)、気軽なスナップはできそうもない。しかし現在の多くのズームと違って、これもインナーズーム・インナーフォーカスで筆者は好んでいるスタイルだ。

20mmでは開放F2.8~F4までは甘くて使えない。せめてF5.6-8にはしたい。そこで35mm側を見ると開放のF4からピントは来ていて、こちらを掲示した。 中央部を切り出しても破綻は見られない(曇り空なので実力は出せていない)。感じとしては24-35mmで使う方が良さそうなレンズである。

 

20mmF5.6での近接、寄ると開放F2.8から悪くない結果だ。ここでは恒例によりF5.6での画像を掲示した。 切り出すと甘さはまだ残っているがスナップ距離なら20mmも使えると思われる(近距離なのと、たいていの場合F5.6-8になるため)。晴れてからまた挑戦してみよう。そもそもテストは現場で試さなければ本当の姿は見えてこない。

Ai AF Zoom Nikkor 20-35mm F2.8D (IF)

あまり情報がない…当時としては高すぎて買えなかったに相違ない。プロの手に渡ったらボロボロになるまで使うのでX、あまり出回っていない(だいたいA品フード付きで4.5-5万円前後)…どうもレンズフードは花形と円筒形があるようだ。