FUJINON GF30mmF3.5

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FUJINON GF30mmF3.5のテストだ。このように30mmF3.5のスペックとしては大きく重い。44mm判のイメージサークルを確保し、テレセントリック特性を極力保持しようとすると、ワイドレンズの場合このようになるのである。Aポジション(あるいはM)にすると絞りリングが使えるようになっているが、とうぜんボディから絞りを変えることもできる。私としては複雑さの回避と故障箇所の減少という意味で絞りリングのないほうが良いと思っている。

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絞り開放からピントは全画面にわたって使える範囲だ…F5.6あたりで完了するため絞り優先でF5.6あたりで撮る方法も良いかも知れない。周辺光量も余裕である。ボディの設定はPの場合、ISO100を保持しようとするため、自然と絞りがF3.5開放になりやすくなる。

下は切り出し、少し甘さがあるがF5.6であれば更にキリッとする。絞ってもそれほど変化はない。 それにしてもFUJIFILM GFX50S-IIのキットズームであるGF35-70mm/F4.5-5.6WRの性能は素晴らしい。ズームでありながらFUJINON GF30mmF3.5と変わらない性能なのだから…うーむと唸る次第である。

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逆光性能もまず問題なし、まともに太陽光が入っているがフレア・ゴーストは僅かで通常の逆光の場合は気にする必要はないと思われる。

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