今日もムラ歩き

きのうは荒天で外へ出られなかったが、今日は比較的好天だったので、またムラ歩きだ。今日はLeica M9・summaron 35mmF3.5の難しい組み合わせだ。まずは稲植神社へ...早咲きツツジがようやく咲いてきた。あと数日で満開になるだろう。

前回と同様の大絵馬を撮る...画角も味も異なる、しかし最新レンズにも劣らない1950年製Leitzレンズである。今回はすべてF5.6半で撮影した(F5.6に最低しないとピントが満足にならない)。

神社の日当たりの良い場所のアセビは満開だ。横のツバキもちらほら咲き出している。

鳥居から駐車場を見る。やはりダイナミックレンジの狭さはいかんともし難い。停まっているのが私のFIAT500/Twinairだ。

Nikonで撮った竹を撮る。これも味の違いを見ている。74年前のレンズとは思えない解像である。遠距離では現代レンズに負けるが中近距離(スナップ距離でもある)では同等の絵を造る。

まっすぐ集落の道を下って大溜池の畔まで来た。「進入禁止」の看板も植栽に呑み込まれている。

そしてやはり村外れの塚へ...夕方の斜光線が良い。今日は4時から5時半まで歩いた。

そして畑へ向かう。正面の小屋に寄ってみよう。

この田園地帯唯一の休憩小屋、夏などこのような施設があると百姓仕事も楽である。他の畑ではちょっとした木陰で休むぐらいだ。

傍に元気なネギが植わっていた...これは自家消費用だろう。

段丘と菜の花...先日話をしたオジサンの畑だ。向こうには自然のままの林が残されている。

村中に戻り、公民館のベンチで小休止。大きな児童公園も含めて広い敷地だ(たぶん溜池を埋め立てた敷地)。

敷地を回ると土手のようになっており、やはり溜池のようだ...年代は分からないが「記念樹 植田納税組合」(おそらく終戦直後シャープ勧告の出た後だろう)と彫ってあり、サクラの大木が育っている。ここも4月にはぜひ来ないといけない。毎年周辺の桜見物をしている。

また畑に戻る...いつも眺めている建物がある。寺のようでもあり、それにしては細長い変わった建て方でもあるし...しかし道が無い。

思い切って畦道を歩くことにした。これから畑の季節、化学肥料の袋が置いてあった。向こうは迫りくる開発の現場である。

畦道を歩くと、丁寧に育てられた色々な作物に遭遇する。私は田舎の子だったのでたいていの作物は分かる。

畔の段丘上から見ると、どうやら神社らしいが下りる道が無く詳しいことは分からない...次回、別の道から行ってみよう。

天気が怪しくなってきたので帰宅することにした。新興住宅と竹藪の間を通り抜けると神社に出る。故障した脚のリハビリを兼ねてのムラ歩きだが、慣れてくるとなかなか楽しい。