打田は谷筋の道に沿って長く続くムラで、横道へ入ればもう山が迫ってくる。しかし畑はやめてもそこに花を植えている(全国的にみられる)。
花畑、何という草かは知らないが、あちにこちらにこのような風景が見える。思ったよりボケ味は率直だ。
谷筋ゆえ土地は狭く、普通の民家でもこんなに高い石組が普通に見られる。
数分歩いただけで嶽山の峠に近づいてくる。なんとか小型車なら通ることができる。新築の家さえあった。
さて峠だ。こちら側では峠まで家があり、それらは廃屋でもない。
峠の一軒家、水道がどうなっているのかが心配だが、どうやらこのコンクリートの建屋でポンプアップしているようだ。ここの家も人は住んでいる。
小屋の前には峠からの嶽山登山口がある。当然に打田でも霊峰として認識されていた=嶽山への登山口は東畑の専光寺からと(東側)、溜池のある峠からと(南側)ここから(北側)の三ヵ所ということになる。だがこちら側は草むして利用はされていないようだ。
峠を越えると景色は一変して荒れた竹林と雑木林の暗い道となる。打田とは地形が異なり、尾根や谷が複雑に入り組んで利用がしにくかったのだろう。⑤に続く。