嶽山一周 ③

稲田から嶽山を見る...山頂部は台地のようになっている。実際山頂部を歩くとそのようになっていて小さな山だが山頂は広い。

打田の集落に入る前にまた追分がある。左を進めば山を越えて枚方方面へ道はつながり、右(打田の家並がある)は山を下って京田辺市街地に達する。

うしろからバスがやって来た。打田~京田辺へのバスである。峠の奈良方面へのバス路線は廃止されたが、この地区からは現役で残っている。このレンズは変わった特性で近距離では歪曲が大きくなる(電柱)。

この集落は比較的大きく自動車整備工場まである。すぐ裏が嶽山だ。

打田バス停...ここが街からの終点のはずで、先ほどバスが背後からやって来たのは、ここでは転回できないため峠まで行って戻ってきたのであろう。

更に進むと道路脇に井戸があった(今は使われていない)。峠付近のムラなので水には苦労したのであろう。最近まで使っていたようで、遠くなく撤去されるだろう。

防災倉庫の横には公衆電話が生きていた。都会ではほとんど見られなくなったが僻遠のムラには必ずと言っていいほど残されている。

防災倉庫...古くからの標語の看板が残されている。近在の旧村部では古くからのものを残す傾向がある。手間を惜しんでいる訳ではない、草刈りや掃除は都市部よりちゃんとできている。夕刻の陰の部分の青色は好ましく再現される(AWBが効きすぎない)。

防災倉庫横の神社前で、ふと見上げると秋の空であった(実際は今年は暑い)。④に続く。