如来堂

いつもの写真散歩と同様、稲植神社-荒神社-如来堂と歩く(写真を撮りながらだと1時間半)。一時は乱開発の問題もあったミニ開発もそれなりに落ち着いてきたようで、なんとなく人の気配が感じられる。

小さな街の中を歩いてみる…狭い土地に多くの家を建てたために道は入り組み迷路のようだ。

いつもは外側を回ってお堂に行くのだが、今回は住宅地を突っ切って(昔の道のあったとおりの方向)歩いたら突き当たりで行けなかった。お堂はすぐ右に見えているので竹藪を登れば行けるのだが、そこまでしなくてもイイと思い道を引き返す。さすがに竹藪の前の土地は売れていない=山の湿気と虫にやられる。

迷路の道を辿って如来堂への階段を登る。南稲地区の人が如来堂へ詣れる道だ。M9+周八35mmF2ではこの輝度差でもダイナミックレンジの狭さでそのままでは使えない=掲出写真の多くはPCで加工して弱点を補正していて、画像補整を前提として撮った方がよい。

階段を登ると如来堂の裏側に出る。向こうに山城山地が見えてくる。

そしてお堂前の参道と植田地区の変わらぬ景色だ。しかし人口は減っていて、住んでいるのは高齢者が多くなっている。いずれは再開発の大きな波が押し寄せると覚悟している。手前の屋敷など車が入れないのだから…。

植田地区の裏山。左右の輝度差がダイナミックレンジの限界だ(加工しているが)。M9は考えて写さないといけない。

さて帰路につく…新興住宅地の周りをめぐる道だ。こちらも深い竹藪が来るたびに薄くなって向こうのバス道が透けて見えるまでになった。

そして神社の駐車場へ向かう橋の上だ。下は片側2車線のバス道で、かろうじて車止めが設置されて、神社側から新興住宅地への通り抜けを阻止している(向こうは神社の境内なので問題ない)。私は新興住宅地を非難している訳ではなく、開発の度に文化財や民俗が消えていくことに懸念をしているのである。町長は「開発、開発」と連呼しているし、町会議員も(地主が多い)文化行政におよびごしなのである。 周八35mmF2レンズは当たり前としても(「八枚玉」コピーレンズ)summicron 35mmF2/1stと同じゴーストが出る。良いレンズだと思う。