如来堂へ

神社の勧請縄をくぐって、いつものように如来堂へ向かう。

以前(25年前)は左右の山はつながっていた。橋を渡って行く…あたりは暗くなっている。片側2車線だが、向こうの山の手前で左右に分かれている…向こうの尾根にも神域がある。

昔からある竹藪の中の小径(車は入れない)、現在は右は住宅地に、左も数メートルの向こうは新興住宅地になっている。高校生は学校から大通りを行かずに、昔からの通学路で向こうの荒神山の右か左の集落に帰るのだろう。

ユリの花がところどころに咲いていた。なんとか残された竹藪で生きている。暗いせいもあるがCanon EOS Kiss Mでの接写はピントが向こうに抜けやすい。

竹藪の向こうには大木の森があって、いまでも数本は残されている。この住宅地への車道は先の大通りから入っている。風景に似合わない木造三階建の住宅だ。

以前は全山深い竹林だった場所の現在…向こうが透けて見える幅しか残っていない。上の小径のあちらこちらで薄くなっている。いずれこれらも枯れる日が来るし、その跡にはまばらな高木の林が残るのだろう。

新開地の分譲地と旧村部の境、このあたりの竹林は深く、小径の左右で極端な対比がある。

新開地に入る。さきほどの高木は遠目にはこのようなものだ。怖いような雰囲気があり、林に面した分譲地は今のところ売れ残っている。

そして夕刻の如来堂に到る…両側が削られて、かろうじて建っているように見える。たぶん基礎工事は堅固ではないだろうから、大雨・台風によって、造成の際の工事で絶壁となった左に傾いていくことだろう。如来堂の向こうは別の地主の持ち山で(柿果樹園)昔のままだ。