松尾寺から帰る

松尾寺本堂は全面改修のため中には入れない。Canon RF16mm /F2.8…安価なスーパーワイドレンズだが、F5.6程度に絞ればかなりシャープに写る。空気の綺麗な舞鶴の、そのまた綺麗な青葉山の中腹となれば、ボディ設定のせいではなく本当に真っ青な空である。京都縦貫道の開通により、家から2時間半でここまで着く…以前、本のために頻繁に来ていた若狭湾、また時には来ないといけない。

お彼岸のためだろう(付近には店はまったく無い)露店がふたつばかり出ていた。店は観光客が少ないため所在なげである。

現在中心となっている大師堂前にて…ここで遍路衆の話を聞いて長崎の講だと分かった。「ばってん」言葉なので長崎でも田舎の方だろう。うちの事務所の長崎市内出身のスタッフに聞いても「ばってん…」は街では使わないそうだ。

大師堂から本堂を見た…逆光で工事シートが透けて見えて、屋根まで取り払っての改修と分かる。完成は時間がかかりそうだ。仁王像の改修は10月終わりに完了したらしい。

大師堂の線香、白檀の良い香りがした。参拝者が少ないので午後2時でこれっぽっちである。

大師堂脇の御神木(やはりここも神仏混淆で社が多い)を見上げると飛行機雲が見えた…速くて小型の飛行機なので舞鶴自衛隊機なのだろう。Canon RF16mm /F2.8、ここでも逆光での強さが光っている。 もっとたくさん見せたいものがあったが、もう1ヶ月近く前の訪問なので、これぐらいにして次へ移ろう。