Canon EF28-80mm/F3.5-5.6 V

EF28-80mm F3.5-5.6 V USM

この9日間1日しか休みが無く更新もままならなかった(今日から5日間休暇)…雨が続いている。好天時に撮っておいたCanon EF28-80mm/F3.5-5.6 V(フィルム時代末期1999年の28-80mmの最後のバージョン)の簡単テストの結果である。IVとVは同じレンズ構成と謳われていていて、外装の変更と述べられているが、あまり信用はしていない…AFや各操作系(つまりは可動部)に改良がなされていると感じられた(これは比べて操作しないと分からない)。

絞り開放F3.5/ISO100/28mm…まず問題のないレベルである。1stは別格のレンズだが、II~Vまでマイナーチェンジが繰り返されてきて、フィルムCanon EOS Kissのキットズームとして洗練を極めたモデルだろう。周辺光量落ちは1段絞れば解消する。

 

80mmF5.6での撮影…これもまったく問題なく開放から使える。下の切り出しを見ても後日のデジタル用のレンズと遜色はない。

 

いつものように近接1m/28mm/F5.6での撮影…Canonレンズらしい軟らかさがある。下の切り出しを見ても完成度の高さが分かる適度なシャープネスと立体感である。

 

逆光…これは時代を感じさせる結果で、無理な条件の時は工夫が必要だ。太陽は画面左上に入っている。もし1本フィルム時代の標準ズームを選ぶとすればこれだろう。II(1993年)から比べると進歩がハッキリ見えてくる。