SONY E10-20mmPZ/F4G

SELP1020G  SONY E10-20mmPZ/F4G

SONY E10-20mmPZ/F4Gが昨日の発注で今日やって来た…さっそく小雨の中テストしてみた。筆者はSONY E10-18mmF4を既に持っており、どうかなとも思ったが「良い」という評判にほだされて購入となった…あまりの暑さで何もできないと買い物が増える。SONYAPSレンズは何本か持っているが、FUJIFILMCanonのミラーレスレンズに比べて今ひとつのモノが多く、完全に信頼しているのはZeiss Vario-tessar E16-70mmF4だけで、いずれAPS-SONYの充実も試すことになると覚悟を決めたのである。これとZeiss Vario-tessar E16-70mmF4があれば、FF換算15mm-105mmとなり、すべての私の写真領域がカバーできるのである。悪くない商取引だ。

雨空だが条件は同じF5.6/AWB/1mで撮影。10mmでは本来強い歪曲があるのだろうが、古いα6000でもほぼボディ補正がなされている。下は切り出し…当然にピントも良い。晴れた日には更に良い画質が期待できる。

 

対して同じ条件のSONY E10-18mmF4、明らかにヌケが悪く(思わずレンズが曇っているのかと覗いた)、周辺光量も落ちている。切り出しを見ると解像力は同じようなもので、Zeiss Vario-tessar E16-70mmF4の次に信頼できるレンズと思っていたのが正しいとホッとした。本当はこちらのレンズの方が視覚に近い(雨に煙った街区)とも言えるが、この辺は使い分けるしかない。

 

こちらはSONY E10-20mmPZ/F4Gの18mmF5.6での絵(SONY E10-18mmF4に合わせた)、やはりヌケの良さが目立つ。切り出しても少し線が太いようにも思われるが悪くない(APSでFF35mm判並の立体感は難しい)。

 

SONY E10-18mmF4の18mmF5.6で…やはりモワっとしている。しかし線は細く、見ているうちに「こちらも使えるな」と言った考えに到る。ともあれ普通の天候時に試してみないとここから先は言えない。

ともあれ小さくて軽いズームは歓迎だ。そして沈胴レンズではなく、インナーズーム(PZとMZ両用)・インナーフォーカスの新しいAPS-Cレンズ、これはオススメできるものだ。こうなると「軽いGシリーズ」で16-70mmが出てくるのが怖い。