TTartisan 35mmF2

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TTartisan 35mmF2のステンレス仕上げ限定モデルが来た(これは正規代理店)…ノーマルのレンズ(出てすぐに買った)とは仕上げが違うだけでなく、予想通り写りに改善があった♪
わざと「収差を残した」と言う説明で、絞りを開けると軟らかく、絞るとシャープになる…このシャープ感が黒の旧モデルではF4以上に絞らないと出なかったのに対し、新バージョンではF2.8でシャープ感が出てくる。レンズを覗くとコーティングがまったく違うことが分かる(像のヌケが良くなった)。ただしメーカーからの改良のコメントはない。仕上げのステンレスはノーマルのシルバーが梨地仕上げだったのに対し、ポリッシュ仕上げになっているだけで「ステンレス製」ではない。先のTTartisan 28mmF5.6といい、これといい、普通に使えるレンズが安価で登場しているのは良い(あまりに純正品やコシナVMレンズが高価になっている)...中国の製造技術も進歩している。

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絞り開放ではやはりモワっと感があるが、一段絞ってF2.8にするとコントラストは低いが普通に写っている。Leica M-E Typ220/ISO160/AEB/薄曇り…やはりCCDセンサー+採光窓付きの第一世代のボディ(M9/ME-220/M Monochrome)が使いやすい。第二世代(Leica M Typ262)や第三世代のM10で写すと更に画質は上がるだろう。

下は中央部切り出し…F2.8でこの程度なら、古い35mm(summaron 35mmF3.5/2.8や国産35mmの古いレンズ)より良さそうである。更に絞れば画質は良くなる。

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こちらはピントを大木から後ろの瓦に合わせた写真(F2.8)の切り出し画像、硬いシャープ感はないが、現在のFFデジタルカメラのキットズームのF2.8を凌駕している。ただし前ボケは綺麗ではない。

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ボディに装着するとこんな感じ…43mm径で各世代のsummicron 35mmF2と比べるとやや大きい。純正のフードは今のところないので汎用品の広角用を発注した。

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