来迎寺-1

来迎寺(らいこうじ)

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元日初詣の三番目に立ち寄った来迎寺、大きな檀家寺で広大な墓地に囲まれて建っている。ここは近松門左衛門の「心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)」で知られる、お千代・半兵衛の墓がある。もちろん史実ではあるが脚色はされている。それでも観光にはまったく力を入れていない(必要もない)としても町では最も有名な史蹟である。本堂までの台地の上はすべて墓地(墓碑を読むとせいぜいが江戸時代の半ばまで)で右にも広がっている。

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門前に和尚さんが書いたように思われる「禁煙」鬼と坊さんの立て札がいい味を出している。本堂は新しいし、檀家の人達によって綺麗に掃き清められている。

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高台に建つ本堂の右(東)を見ると、町並みを見越して山城山地の景色が広がっている。我が町は狭いが、低い山塊と浅い谷、大河川木津川とその支流や氾濫原など、豊かな地理的景観が楽しめる。

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そして寺域の西側にお千代・半兵衛の墓所がある。お千代と半兵衛、そしてその子の墓が守られている。如意輪観音像の刻まれているのがお千代の墓である。

お千代・半兵衛の墓