Leica Q

 

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一昨日試したLeica Qについてアップしよう。ボディケースは合成皮革の安物だが、Leica Qは裸で持つとほとんど突起がなく、かつ仕上げも滑面(細かな凹凸はあるが飾り程度だ)であるため滑りやすいので、他のカメラの装着例と同様にボディ保護というよりホールディングの改善が目的である。これでも滑面ではないかと言う意見もあるだろうが、右の盛り上がりと各角が突起となって持ちやすいのである。

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さて撮影(すべてISO100/AWB/F5.6/シャープネス中低/コントラスト中高)…Leica M系より大人しくまとまっている。ダイナミックレンジはM9よりかなり広い、その代わりシャドウの締まりが悪いためコントラストを上げ、粗くならないようにシャープネスを下げたのである(M9にはシャープネスは中低はなく、低のみとなる=これも天気が良くなったら実験する)。そして同じF5.6だが背景のボケ方が小さい。

上の中央切り出し…少し大人しすぎるようだが、だいたい狙い通りに写っている。ボディとレンズが完全に最適化いるため周辺まで問題なく写る、それでダイナミックレンジを広げてなるべく全体の情報量を上げる撮影にするためなのである=M系はどうしてもレンズ/ボディの最適化に無理がある場合があるため中央部勝負と考えている=もちろんこれは間違いかも知れない。Leica Qはこれでシャープネスを上げると、この軟らかさが消えてしまう。しかしそれもまた試さねばならない。 

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逆光での結果である。像高が高い場所に太陽があるときは小さなハレがあるぐらいで問題があるとは言えないが、下のように低い像高、かつ中央付近に太陽がくると、現代レンズとしてはおおいに問題のある結果となる(どのレンズでも似たようなことになるかも知れないが...)。逆光には要注意であろう。

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