OLYMPUS E-1 彩度

先日のOLYMPUS E-1の色彩については驚いたが、冷静になりボディ設定を確かめた。個性的な彩度設定には青B、緑G、赤R、人肌H、ノーマルNが選択できて、買ったときのまま撮っていたらBだったため、青くなりやすいコダックCCDセンサーは更に青くなっていたという顛末だった。この選択肢と別にコントラストやシャープネスの高低で(+WB)画像調整をはかることになる。レンズはZUIKO 11-22mmF2.8-3.5、F5.6/AWB/コントラストは+1/シャープネスは標準(以前の所有者の設定のまま)。

ブルー…このシーンでは比較的おとなしい。古い時代のセンサーとしてはダイナミックレンジが思ったより広い。

グリーン…明らかに緑が全面に出ている。このポジションでも「緑の魔界」のような絵が撮れそうだ。

レッド…それほど赤くはないが、このセンサーは温色の多いシーンでは赤さが強調される傾向もあるため、夕方ではもっと効果が顕著にでるだろう。

人肌…かなりおとなしくなって自然な色味になっている。しかし面白味には欠ける。

ノーマル…このポジションのみ彩度の高低調整ができる。ここは-1だ。まずこんなところが普通の画調なのだろう。前の所有者が設定していたのは正しい経験値だったと思われる。結論としてBとNの組み合わせで多少のコントラストやシャープネスの調整、WBの変更などをしていけば、かなり面白い絵造りができるだろう。ダイナミックレンジが広いことも今回のテストで分かったことも収穫であった。