三室戸寺 2

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本堂…すぐ裏山が崖崩れで一部のお堂が被害にあっていた(現在修復中)。去年から今年にかけて訪問した山寺は多かれ少なかれ巨大台風の被害にあっているようで、温暖化の影響を少なからず受けている印象が強い。今年は気候のせいか、どこでもナンテンがたくさんの実を付けている(うちの庭でも)。美味しくないのか鳥も食べない(しかし観察していると冬の終わり頃には仕方なく食べるようだ)。左端に昨日アップした賓頭盧さんが見えている。大抵の場合、どこの寺でも端っこの方に座している。

本堂の右へ歩くと梅の庭園(今は落葉)の向こうに三重の塔がそびえている。古木の幹には地衣類が白くびっしりと付いていて湿度の高さを感じる(ここは宇治川のほとりに近い)。山の紅葉は終わりをつげている…このように急峻な山の麓に建っているのである。広大な花々の庭園は寺域の低い場所に整備され、今は地味だが春爛漫時にはさぞ綺麗だろうと思われる。

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