瓦屋寺へ

水郷地帯から内陸に走り、近江平野の真ん中に太郎坊山が高くそびえている。太郎坊宮は南を向いているので、先に山の裏側にある瓦屋寺を訪問することにした。禅寺なので駐車場の外れに一休禅師の碑がある。ここから境内に入る。

新しく広い境内の案内板が建てられていた…来年秘仏開帳や種々の催しで観光に転換する方針のようだ。本堂も改修は済んだ。

まだ午後1時半ぐらいだが境内が北東を向いているため、八割程度日陰となっている。木々が高く聳えて眺望はないが、木の間から冠雪の伊吹山が見えた。比叡・比良など琵琶湖を取り巻く山々は冠雪していた。

参道を歩くと観光化へのちょっとした努力も見える…少しにわか造りの不動明王である。周りの岩は古いので、ここに不動明王堂があったのだろう。

山は深く、木々の繁茂は寺を飲み込みそうだ。

参道の焔魔堂を覗く…中は真っ暗だがα7-IVの威力で、眼で見えるモノは完全にブレずにAWBも効いて楽に撮れるようになっている。それで良いのかとすら思う(つまり誰が撮っても同じ)。