みかんの木

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浜から背後を見ると路地が集落内へつながっている。路地に両側の家の軒をまたいで防風用のついたてが設置されている(扉もついていて完全に風を遮蔽できる)。北西向きには窓もなく、冬の季節風の強さを物語っている。

浜を先へ歩く…各家の前には小さな畑があり、野菜や果樹が栽培されている。出荷するのではなく、あくまで自家用である。淡水なので塩害もなく、浜ぎわに植わっているため、根が地面に入ると湖水を吸い上げるので水やりも要らない。肥料も施すが養分も裏山の雑木林からのミネラル分が豊富なため育ちは悪くない。網はみかんの鳥からの食害から守るためである…近年、本土側から湖を泳いでイノシシが渡ってきて、これの食害が急速に増えている。主として芋類は全滅との話であった。イノシシ駆除も、山に逃げ込まれると、道もない自然林のため難しいらしい。

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