沖島の浜

f:id:xnagy:20191210194730j:plain

集落内を歩くと、地面に観光客向けの表示が貼ってある。実際はそれほど広くはないのだが、この島は二つの島が砂州でつながったヒョウタン島で、平地の中心から浜沿いの各方向に家並みが続いているため歩く距離は長く、初めて来ると狭い路地で方向を見誤り、船着き場とまったく違う方に行ってしまうことがあるのである。帰りの船の時刻は必須なので(離島ではどこもそうだ)道を誤らないことだ。

集落は長いが薄いためすぐに漁港と反対の浜へ出る。湖ながら冬の季節風が向こうから吹いてくるため(比良八荒)風波が高くなり、頼りない護岸に海のようなテトラポッドが並んでいる。その切れ目に野菜などの洗い場がある。昔は淡水ゆえ洗濯や水浴なども家の前でなされた。初めて沖島に来た頃、子供達が写真右上のあたりで泳いでいた。

f:id:xnagy:20191210194750j:plain

この島も猫は多いが、特に猫島というわけではなく、猫も警戒心が強く簡単には近づけない。浜に打ち上げられた小魚を獲っている。