華厳寺三段目

満願灯籠の上に上がると、まず聖天堂があった。さすがに秘仏だけあって公開はしていない。しかしガラスの向こうに御簾があって、その裏にかすかに像が見えるが、象頭人身の姿までは分からない。

隣は少し広くなっていて、僧侶が賽銭箱を運んでいた。そして床に水撒きであった。

堂内をのぞくと不思議な光景に出会う。仏像にお札が一面に貼られているのだ(ここで前回も驚いた記憶が蘇った)。

↓要するにこのようなことである(現世御利益)。どうりで賽銭箱が重そうだった。

そして隣は真新しいお堂で、金ビカの聖観音を極彩色の四天王が護っている。どうやら石碑・石仏だけではなく、今も堂宇は増えているようだ。