磨崖仏の続き

富川磨崖仏の向かって右へ細い道を行くと、岩のつきたあたりに水神の社と、湧き水やその水を下へ流す古い遺構が見られた。このパイプ製の鳥居と看板は昭和63年と書かれていて新しいものだが、石造りの遺構は風化の度合いを見ると磨崖仏と同等の古さと思われる。今も誰かの手によって最低限の清掃がなされ、歩かなければ分からない聖地の謎である。

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こちらは仙禅寺全景、元は大きな寺域を誇っていたが戦乱により伽藍や僧坊は消失し、近年秘仏だけを祀る堂宇が造られた。この観音堂は下で紹介した磨崖仏の上に建てられている。そして山道を少し奥へ入ると奥の院のあった場所に別の磨崖仏がある。

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LUMIX GX7-IIについて言えば、AEが暗い方に引っ張られて、このような暗い状況では明るく写りすぎる…ここでは肉眼に近く画像を暗くしている。AEやAWBの設定は各社とも違っており、かなり撮りこまないとベストの画像は得られない。と言ってすべてRAWでとなっても、それもソフトの使いこなしは簡単とは言えない(単なる現像だけなら簡単だ)。