大阪市内散歩

昨日は好天(暑い)のもと、大阪市内二ヵ所を散策した。まずは南部の古刹「あびこ観音」、縁日には境内が人で溢れるほどの流行仏である。また境内には樹齢数百年(最も古いものは800年)の楠が何本も生えていて普通の寺院の風景とは違っている。市内の端にあったため戦災にも遭わなかったのだろう。

あびこ観音寺 – わが国で一番古い観世音菩薩の仏閣

この日は縁日ではなかったために参拝客は多くなく、近隣の住民の散歩コースとなっていてノンビリした風景が見られた。前回10年程度前に来たときは縁日でユックリとは見られなかったが今回は過日、田畑の中の大寺院の雰囲気が感じられて、これも良かった…もう大和川はすぐ近くにある。

 

そして地下鉄で天王寺へ移動して、茶臼山に登る(標高26m)。美術館の横を北に歩く…途中、美術館前の広場から通天閣が見えた。こうやってみると大阪の空気も前よりだいぶキレイになっている。50年以上前から見ているが、以前はここから見ても大気汚染で霞んでいた。

茶臼山山頂、真ん中に新しい標高26mの三角点が設置され、付近は前回30年前に来たときと違って整備され、散策の人も多かった。毎日ここへ来て清掃をしている地元の人に話を少し聞いた。ここは古墳でもあるためか、位牌が捨ててあって、どうするべきか思案しているとのことで、ついにこのあと三角点の前に置いた。

茶臼山(天王寺公園)

今回の機材はこれ…Canon RP+Canon RF16mm /F2.8の1本勝負である。超広角だけでの撮影はかなりの修練が必要である。練習とテストを兼ねてあえてこのようにした。ボディ・レンズ共に軽くてコンパクト=APSカメラ並である。