ひと休みするうちに日も陰り曇り空になった。重文三重の塔の前にアジサイがたくさん咲いている…全体としては七分咲きだが、ここには早生種が植えられていて、種を明かすようだが多くは鉢植えで、別の場所で育てたものを季節になるとここに運んでくるのである。ほとんどが在来種ではなく栽培品種と思われる。この植え込みの向こうに弁天池があり、その向こうに塔が建っている。
塔の周りを歩いてみると先日も掲出したようにアジサイだけではなく新緑が美しい。
塔の裏側に鐘突堂があり、その脇から見た三重の塔、塔の全体を見るには正面からと左の山から見おろすしかないほど、密に木々が繁茂している。塔の横からここまでがアジサイ回廊で花のトンネルをくぐってここまで来るのである。もう一度以前の写真を出そう。
20mmレンズなので小さく見えるが、実際は肩や頭が触れるほどの回廊となる…ここを抜けると鐘突堂だ。
更に少し上がると広い休憩所があり、ここでは飲食ＯＫである。昼食を食べる場所がないと（門前にも無い）困るため、ここに作ったようだ。ここも１０年前に比べるとずいぶん整備された。
更に細い小径を奥へ（もう観光客は来ない場所）…１０年前にお坊さんから「上の方までいずれは整備する」と聞いていた（当時はジャングル状態）。今では小さな藤棚が作られ、アジサイもなにがしか植えられ、下草も刈られて、もうすぐ（と言ってもお寺の時間はユックリ気味だが）ここもアジサイを中心とした花木が植えられることだろう。
もうすぐそこが山の鞍部である。また秋には寄ろう。α7-IVは地味だが大きな威力がある。どんな場所でも光線状態でも、とにかく「写る」。
