来迎寺-2

f:id:xnagy:20220113173708j:plain不作法にも墓地に入る…広大な墓域にやはり「埋め墓」の遺風の痕跡が残っていた。備えられていた花は生花であり、新しく墓を造る「つなぎ」ではないことが分かる。他にも何ヶ所にも同じような墓が見られた。近在で一ヵ所だけ(柘榴地区)とは考えられなかったので、探していたのである。

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一方、区画された墓地には今風の墓もなく、草むしている場所もある。永代供養と云っても寺側がなんでも世話をしてくれる訳ではない…後の面倒を見る子孫がいなくなるとこのようになる(私の田舎ではもっとひどい=寺そのものも廃寺になったぐらいの過疎地だ)。このような区画も何ヶ所も見られた。

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寺の西外れには無縁仏を積み上げたストゥーパがあり、その前には名前も知らない灌木が寒風にも負けず枝をはっていた(もちろん植えられたもの)。向こうが本堂と鐘突堂。