岩船寺 3

急階段を登り切ったところが山門である。浄瑠璃寺と同様、規模の割に小さな山門だ。息が切れたのと同時に陰から向こうの炎天下に出たとたん頭がくらっときた…低血糖症だ。しかし頭に地図があるため左の木立へ入る。

そこには重文の不動明王像が石室の中に立っていてアジサイに囲まれていた。まだ頭はボンヤリしているが押さえる場所は写真に納める。「毎年来ているから…」はまったく関係ない、記録を撮り、時間の変化を記憶せねばならない。

最近はやっているらしい(各地の寺でも)アジサイの生け花だ…岩船寺でも今年はあちこちに盛り上げられていた。頭がボヤっとしていてもカメラはちゃんと写し続ける…ずいぶんと助けられることが増えている。

そしてまた重文の五輪塔…山門からたったの2分なのだが、うんと長く感じた。ここでようやく木陰に入り、お茶とのど飴で休憩、元気を取り戻した。