FUJIFILM GFX50S-IIの2

 

f:id:xnagy:20211002093431j:plain

次は庭先でのテスト…ISO100/F5.6/AWB/アスティアモード(これら以外はデフォルト)。少し暗めに写るが、それ以外はやはり良好である。

上の切り出し…こちらも台風の風で一部ブレているが、立体感と言う点では満足できるもので、フィルム時代の中判レンズにありがちのピントの甘さはなく(フィルム時代でもFUJIは筆者の使った中でも最も成績良好だった)、フォーマットの大きさによる優位性を考えると、35mmFFカメラを上回る。もちろん動きは全体にユックリしていて動きモノには適さない。

f:id:xnagy:20211002093446j:plain

逆光テスト(設定は上と同じ)でもレンズ・ボディ共に逆光対策はなされていて問題はない。光源を移動させても良い結果となった。

f:id:xnagy:20211002093502j:plain

*気づいたこと=先日、友人のFUJIFILM GFX50Rを少し触った感じと比べると、性能アップでのコストダウンのためか、各部(ダイアルやスイッチ、ボタン等)が少しチャチなのを感じた。これはNikonCanonのボディと比べても同様のことが言える。常に使う電源ON/OFFレバーやバッテリー室の蓋、SDカード室の蓋、ジョイスティックなどの耐久性に多少の不安を覚える。50Rは廉価機とは言えコストを機能で落とした「正統派廉価版」で、少し触っただけだが堅さを感じた。FUJIFILMは高価格化したFFカメラに対抗してR3やZ9が出る機会をとらえてシェアを拡大しようとしたように思う=もちろん筆者は35mmFF判に撮影目的による限界を感じていたので(つまり今で充分)それに乗ったのである。最後までR3との比較で迷ったが、詳細を知るに連れ、速度や動画、視線入力などに魅力を感じなかったのである。