極楽寺

 

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ムラの中、もはや車は入れない里道へ分け入る。バタバタ走る郵便カブの横に見える軽トラはほんの少し広げられた道の反対側からやってきて、道の右にある家の敷地にぎりぎりに入っているのである....したがって車は出て行く時は転回不能のために、少し向こうまでバックで移動となる。大きな屋敷の向こうは旧伊賀街道で、この家はどうやら昔の旅籠のようだ。真夏の景色はまた別のものである。

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更に小径を進むと、また旅籠の跡のような家がある。窓越しに見えた、おそらく客室の二階の中は倉庫になっていた。確かに私の知る45年前の柘榴付近の街道はかなりの距離何もなく、茫漠とした野原が続いていて、更にその昔は小さな宿場だったのだろうと想像できる。

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道の先の高台にこの字の檀家寺の極楽寺が見えてきた。ここに参り墓がある。手前の駐車場は最近に古い家屋を取り壊してできたもので、いずれ家も建つのだろう。大型車が入れないため工事は時間もかかるし経費もかかる。