GXRとVoigtlander SWH15mmF4.5/1st

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今日は夕方に少し晴れたのでまた別のテスト…先日来話題にしてきた(柘榴地区の撮影でも活躍)RICOH GXRとVoigtlander SWH15mmF4.5の立体的なものの写真を見てみよう。ISO200/F5.6/AWB/pm6/目測70cm/ユニット(1200万画素)の設定はそうとう追い込んでいる。 以前にEPSON R-D1で撮ったときより、かなり立体感が出ているし、全体の印象も実用的なところまで来たようだ。画角は22-23mm相当で、フィールドでは使える範囲だ。

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上の絵の中心部を切り出した(いずれも無加工)...細かく見るとこのようにピントの合った場所の切れ味と、少しアウトフォーカス部の崩れの階層が広いことが肝心なのである(徐々にボケる)。あまり極端にボケると一見は狙ったものが引き立つのだが、立体感はなくなって壁紙の前にポンと置いた感じになる。「ボケ味が悪い」とはボケの量や大きさではなく、ボケ方が単純なことになることや二線ボケ・崩れたボケだ。絵画を学んだときに感じたこと=丸いリンゴを描いてホンモノより立体的に描く…つまりはだんだんリンゴの縁に行って曲率が相対的に大きくなって背景と直角になり、更にリンゴの裏側まで見えるような錯覚錯視を見せるような描き方を発見した(写真以上に平面に立体を描くのが絵画)、そういうことが写真でも役に立つ。

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RICOH GXRによってVoigtlander SWH15mmF4.5/1stは完全に蘇った…M9などに使えなくて半分諦めていたレンズである。