浄瑠璃寺-3

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さてOLYMPUS E-1の逆光での特性を見てみよう。本堂を背景にトップライトで撮影…まだ2月なのでpm1:30での太陽高度は高くないためにレンズを少し上に向けるとフードをしていても太陽光はレンズ面に入ってくる。フレア・ゴーストでの色付きはセンサー由来のものである。新しいボディならフレアが出たとしても白っぽくなる。ピントは来ているが、このような込みいった対象の場合、AFが後ろに抜けることは無いが、やや後ろ気味に合う傾向がある(テストの結果では測距センサーやエレメント駆動系のピントのズレはない)。

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国宝:三重の塔、相輪が特に美しい…順光では何らの問題もなくOLYMPUSブルー。青すぎる空も設定で押さえられるが、ここは個性として残しておくことにする。

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三重の塔の裏側から、太陽が木の間からのぞいたところで撮影…ファインダーでは眩しいだけだったが、記録されたデータはこのようになっていた。本堂の逆光撮影では判然としない人もいるだろうが、ここに表れた三原色の丸いフレアは、古い時代のCCDセンサーの特徴を偶然にせよ出している(必然でもある)。これは明らかにセンサー由来のものである(右の絞りの形の出ているものはレンズ&フィルター由来)。これも個性と割り切ることにする。私はあまりそう言うことを考えないが、写真の表現として許されることだろうと思う(現在のカメラなら安いコンデジでもこうはならない)。