Nikkor 28-105mm/F3.5-4.5D

f:id:xnagy:20200604180546j:plain

Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D

最後といいつつ最後にレンズを1本買い足した(買わされた)…最後のFF旧製品のレンズで短命に終わったものである。それまでの28-80mm/D&Gのような6-7枚構成の簡単なレンズから、望遠側をニコンお家芸"105mm"まで伸ばして、一気に16枚構成とした。少し焦点距離を伸ばすだけでそのようなことになる。画質は28-50mmで開放からF5.6の間は28-80mm/D&Gの方が良い結果だ=いわゆるレンズ枚数の少なさによるヌケの良さが反映されているのだろう。F5.6から上は似たようなもので特別に良くなったとも悪くなったとも思わない…望遠側はやはり安定していて80mmも含めて半段絞ってF5.6なら大丈夫である。

f:id:xnagy:20200604181737j:plain

逆光ではレンズ構成枚数が多いにも関わらずNikkor 28-105mm/F3.5-4.5Dが安定している(太陽は画面内左上)し、FF28mmなりの背景のボケも悪くない。ニコンサイトにも書かれているとおりコーティングや鏡筒内部の反射処理が良くなったのだろう。ボディはD750+28mmF5にて撮影。少し周辺光量が足りなさそうである。大袈裟なフードは純正品が売れ残っていたのを半額ぐらいで購入した。

f:id:xnagy:20200604182310j:plain

105mmF4.5(開放)で今年最後のイチゴ+コンデンスミルク(我が町はイチゴの名産地=農協直売品)を食べる前に撮影…これも率直な写りだ。定価55000円が、たったの6500円...その秘密はCPUがおかしくてexifデータがどの焦点距離でも75mmと記録されることである(絞り値他は正常)。特にそれ以外は問題もないため返品はしない(故障していなくても1万円までで手に入る「つなぎ」のレンズだと思われる)。Canonと異なり歴代標準ズームの種類が非常に多く、同じ型番でもレンズ構成や鏡胴仕上げに違いがあるものも多い…今回のNIKKORズーム遊びもそのような点を見たかったためでもある=たぶん実際に使うのは24-50mm/28-80mm6枚玉ぐらいだろう。

カメラとニッコールレンズの組み合わせについて | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

このような制約があることも忘れないで欲しい。少し前のニコンレンズのCPUが不調となることがあることも記しておく(今回の実験だけで2本)。