また浄瑠璃寺へ ②

本堂前の名物、芙蓉の群落の今...花が終わり種ができて、それがはじけて周りに飛んでいる。なぜかは分からないが芙蓉がこの九体堂には大事な意味を持っているようだ。

横から本堂を見る。ここでもモミジがオレンジ色に紅葉していて、案外今年は異常としても別の魅力があるようにも感じた。

少し池を回って三重塔へ。ここでもモミジは黄色っぽい。これも風情ととるべきだろう。

陽が射してきたのでたくさん撮る。この塔の周りだけで100カット以上ぐるぐる回りながら撮影した。

塔から池の対岸に本堂を見る。3時でもう本堂付近は陰っている。もうすぐ冬至だ。

陰には羊歯の群落が瑞々しい。自然のままのようだが、それなりに手入れをしないとこうはならない。

そして池畔に下りて蘆荻の向こうに本堂を見る...これも先日と同じ構図だがススキの穂は開いて、ますます秋の深まりを見せる。

少し横へ移動して池と池畔を別角度から見てみる。すでに全体は陰っているが、少しだけ高いモミジには陽がかすかにあたっていた。絵葉書写真のようだが、ともかく自分の持つ技術や目的のために最善を尽くすことだ...この日1時間半の散歩で300カットにのぼった。

帰り道...毎年落葉の季節に参道の上を見上げると不思議な枝ぶりの大木が。ちょっと不気味だが、これも選ばれてこのような姿になっているのだろう。

今回は久々に一眼レフで撮影した。少し重く動きも鈍いが、触ってみると悪くない。カット数はミラーレスより多くなるぐらいだ。