今日は変わったところで、最後まで一眼レフを造り続けるだろうPENTAXをとり上げた。通常のKシリーズから少し外れたカメラだが、機能満載で使いこなしは時間がかかる。一眼レフ回帰ということでPENTAXを思い出した次第である。「不変のKマウント」のために、各時代のレンズとの整合性やボディモーター中心の古いレンズ駆動システムなど、Nikonとも共通する問題をかかえていて難しいカメラと言えよう。多機能の割にバッファメモリーが小さくて、多種の機能を追加するとデータの読込が遅くなる、レンズによりAFピント位置に差が出て微調整が欠かせない…etc。このボディ以外にPENTAX K-S1/2(どれも主たるKシリーズから外れた機種だ)があり、レンズもそれなりに性能の良いものを持っているので再考してみようと思う。
PENTAX KP ←こちらに詳しい。
色味が濃いのは設定で「雅」としているからで、このモードは普通のビビッドより軟らか綺麗とでも言えるオススメモードである。レンズはPENTAX-DA21mmF3.2AL/F5.6/1m/である。以前にもテストを紹介したように絞り開放(暗め)から隅々まで良好な画質で、ボディともどもに破綻はまったくない。
上の切り出し…描写は素晴らしい。NikonやCanonのAPS一眼レフより上に感じる。
逆光でもまったく問題なし。かなり光路を絞ったフードのせいかも知れないが使える予感である。レンズの造り込みもシッカリしていて15mm/70mmと共に期待ができる。ピント位置はバラバラで微調整せねばならなかった…そのためか微調整が他のカメラよりし易く、いったん調整するとボディに記録が残り、あとはレンズ交換の度に調整する必要はない。