elmarit28mmF2.8/4th  1996

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さて問題の比較テストだ/elmarit28mmF2.8/4thとHEXANON KM28mmF2.8。ここではHEXANON KM28mmF2.8の結果は出さない。と言うのも、おととい書いたようにHEXANON KM28mmF2.8の結果が悪すぎて、他のLeica M ボディでも比べないといけないことが分かったためである(10年前のM9での比較では両者には僅かな開きがある程度だった)。今回はelmarit28mmF2.8/4thの優秀性だけを書いておく。

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薄曇り/ISO200/絞りF2.8、周辺から何の破綻もない。強いて言えばelmarit 28mmF2.8/2ndのテストより大人しい描写になったことぐらい…荒っぽい2ndの味も捨てがたい。これもM9でのテストではelmarit28mmF2.8 3rdの方が4thより結果が良かったのが、Leica M Typ262では逆転している。センサーやマイクロレンズ、エンジンが改良されて違った結果となるように思われる。

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上の写真の中央部切り出し、絞りF2.8とは思えない画像だ(右のエアコン室外機にピントを合わせているので、やや後ピンにもかかわらず)…周辺は多少は落ちるのだが、それも実用の範囲で収まっている。絞れば更に良くなり、やや大人しいがF8あたりで画面全体に素晴らしいピントが来る。  どちらにしてもこれから、M9等の第一世代、M240系の第二世代、M10の第三世代と見比べて行かねばならなくなった=35mm以上はどれも画質が揃っていてあまり神経質になる必要はないが、28mmを筆頭に各焦点距離のワイドレンズは(特に非純正品)よく調べたい。