OLYMPUS E-1の2

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先日の近隣名所巡りのOLYMPUS E-1(ZUIKO 11-22mmF2.8-3.5)、やや夕方の光で確かに神社の森は低い色温度になっている。奇妙なAWBで、空は真っ青(記憶色の倍ぐらい青い)、木々は補正されずに赤味を帯びる。最初は「なんだ、これは!」と思ったが、よくよく見ていくと強い個性になっている。つまりコロコロと変わる記録色の特性を飲み込めれば面白く使えることと考えた。いわゆる「エフェクト」は誰がしても同じ結果になるため、すぐに飽きてしまうのだが、こちらは違う…。

もうひとつは今日の夕暮れを撮った写真、相当に現在に比べるとダイナミックレンジが狭く、街並みは潰れてしまうが、ハイライト側はそれなりに色の繋がりがよいのである。これもまた条件によって変化するが、訓練すればやはり使える個性だと思う…ともかくカメラのモニター画質がひどく悪くて、撮影後のレビュー(OLYMPUS E-1ではレックビューと言っている)を見ても、またデータの再生をしてもよく色やコントラスト等が分からず、PCモニターで見てようやく「なるほど」となるのである。

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上はZUIKO 14-45mmF3.5-5.6で撮影した。

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結局、よく写る後期のOLYMPUS E系より、初期のE-1やE-300/E-500(いずれもコダックCCDセンサー)が面白い絵を作るようだ。リアルにだけ撮るなら最新カメラを選ぶ。