Zeiss Hologon 16mmF8 T* & Voigtlander SWH15mmF4.5

本日午前に撮影。Zeiss Hologon 16mmF8 T*とVoigtlander SWH15mmF4.5を同一条件で比べてみた。どちらのレンズもF8で見るとなんら問題はなく隅々までシャープである。Voigtlander SWH15mmF4.5についてはF5.6で充分な画質となり、F8で完結する。

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絞りはF8固定のHologonに合わせてVoigtlanderもF8に設定した(ISO200/AWB)。 ボディの画像周辺の設定は少し違っているが、AWBの色味は+3/Bと同じで、ややVoigtlander SWH15mmF4.5が青い(モニターによって見え方が違うので、あくまで当方のEIZOでとしておく)。解像感はほぼ同じで、若干Zeiss Hologon 16mmF8 T*の方が遠景のシャープ感が高く見える程度の差である。周辺光量も補正しているため、あまり目立たないし、色シェードもかけているので大きな違和感はない(少しZeiss Hologonが周辺光量の落ちが大きい)。色味についてはVoigtlander SWH15mmF4.5の場合は+2/Bで完璧になるだろう。

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そして近接70cm、こちらではたった1mmの差で画角がずいぶん変わることが見えてくる。やはりVoigtlander SWH15mmF4.5は青いが、その他の写りは判断がつきにくい。シャープさは同じと見て良いが、焦点距離の差も関係するのかZeiss Hologon 16mmF8 T*の方が立体感という点で好まれると思われる。実用的にはどちらも非常に良いと言えるだろう。使い勝手としては絞りのあるVoigtlander SWH15mmF4.5が有利だし、Zeiss Hologon 16mmF8 T*の距離環は動きが軽すぎて、衣服がかすっただけでも動いてしまうため要注意だ(いくら深度が深くても無限遠を撮るのに1mではダメだ=それぐらい簡単に動いてしまう)。

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結論として、Zeiss Hologon 16mmF8 T*は周辺光量を+1から+2にして、Voigtlander SWH15mmF4.5はAWB設定で+3/Bを+2/Bに変更した。少しの前進である。明日は2本のレンズの逆光について見てみよう(これも夕方に撮影した)。