伏見桃山、踏切の町

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1ヶ月に5-6日程度撮影に歩くため、どうしても旅の顛末に辿りつく前に次が始まる。そして急に春めいて...岡寺も三井寺も奈良町も冬の旅となったため、伏見の春の写真散歩へ移っていくことにした。1月にも伏見桃山へ来たが全体の1/3程度しか回れなくて、今回の訪問となった…前にも書いたとおり、ここは近鉄・京阪・JRが並行して走る(そして街道と水運の交差点)町のために、踏切がとても多いのである。しかしどれもローカル線なので電車の本数は多くなく(近鉄は高架線路)、しかも踏切の多さにより開かずの踏切とも踏切渋滞ともならない。まずは近世からのメインストリート大手筋の京阪の駅そばの大きな踏切だ。

そして少し歩いて大手筋から横町へ入り、ひょいと板壁の古い町屋の角から覗くと、また京阪の踏切が見える(ワイドなので遠く見える)。線路の見えない場所でもカンカンと踏切警報機の音がしじゅうあちらこちらから聞こえてくる。

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更に先へ進むと、元の街道の追分けを分断しての踏切である。北の京都方面からの街道と西の淀方面へ向かう街道、そして背後はすぐ宇治川へ続く道。どこでもほとんど人や車の姿の見えない不思議な踏切群である。

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