近所の散歩写真

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暑いのでたくさん歩く取材は当分できない...近所をブラブラと散歩(エアコンの効いた自動車で)する。山中にある霊園をのぞくと最近はやりの樹木葬をうたい文句にした「オリーブ霊園」があった。この山中は開発規制の関係もあり、霊園団地のように多くの事業者が霊園を造っていて、隣は「サクラの霊園」(どちらも実名は避ける)で、それなりに人気があるようだ。この手の評論家(?)の弁によると本来の樹木葬は散骨と同じように森林に死者の魂と骨を還すことで、このようにそれらしくシンボルツリーとしての銘木(オリーブは寿命が長く、ここには1000年と500年のオリーブがスペインから移植されている)が植わっているだけで、それを除けば普通より簡単な霊園でしかないと否定的な意見である。しかし実際に現地に行けば、それなりに雰囲気が良く(付近の景観をうまく利用している)規制のために長く風景は変わらない静かな山間部で、思わず契約を考えた(筆者の故郷は過疎で土地はいくらでもあるが、もう詣る人もなく、寺も廃寺となっているため荒れ放題である)。都市生活者ばかりになった今、評論家が何と言おうと、もうこれでいいのではないかと思う次第である。

そして近所のムラの廃墟に立ち寄った…近在は田舎ではあっても決して過疎地ではないが、このような現象も出てくる…以前にはここにも幼い姉妹が(おそらく親も)住んでおり、なにかの事情で生活保護を受けて暮らしていたのだが、親が亡くなったのか、施設に収容されたのか、廃屋となって20年近く経つ。子供達はとうぜん大人になっているが戻ることはなく、家は取り壊しに費用がかかるため放置されたままだ。いずれ崩れると崖下の倉庫が潰れることになる。

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α7-II...やはり動作も画像も安定している。Nikon Z & Canon Rのαへの追撃は時間がかかることだろう。

Zeiss Vario-tessar FE16-35mmF4...オリーブ霊園の写真では木の上に太陽がある完全逆光だが、びくともせず暗部までよく出ている。まずは良好なレンズと言えよう。焦点距離は少し違うがNIKKOR Z 14-30mmF4よりワイド端の周辺画質が良い=もちろん厳密な意味で、実用的にはまったく変わらない。