Leica M9系のボディにフィットする、変わったレンズを導入の2。
条件は少し曇り気味の晴れた日に絞りF2.8で撮影(本編の写真と同じ)...収差を残したと説明されているところを紹介しよう。
これは中央部のピクセル等倍切り出し…それなりにピントが来ていることが分かる。デジタル時代のレンズと違ってそれほどの切れ味はないが、フィルム時代のレンズとは大きくは違わないレベルである。
しかし周辺部を切り取ってみると収差ボケによる滲みが大きい(ピントの芯はある)…これは絞るに従って収差が消えてF5.6あたりで普通の35mmレンズの描写となる。絞りにより画調が大きく変わるため、条件によってはうまく使い分けられると思う。
これはメーカーサイトから引用した接写の例:ボケ味は良いとは言えないが、やはり収差による渦巻き状の前ボケが見られる。とにもかくにも個性的なレンズを手に入れた。