朝護孫子寺

信貴山 朝護孫子寺

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今日は大阪と奈良の國境にある朝護孫子寺へ...今年いちばんの寒さで雪もちらついていた。しかし冬は空気の透明感が高く、低温で身も心も引き締まっていくため好きである。本堂前から奈良盆地が見渡せる立地で、谷から尾根へと複雑な地形のあちこちに堂や社(ここも完全な神仏混淆を維持している)が広がっていて、今回時間切れで行けなかった奥の院も含めて1日では回りきれない。

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そしてCanon EOS Kiss M+EF-M 18-55mmF3.5-5.6をフィールドで初めて使った=それどころかCanon EOS Mシリーズカメラを初めて使ったのである…Canon EOS M、Canon EOS M3、Canon EOS Kiss Mと3台もあるのに信頼感がなく使ってこなかった…しかし結果はさすがにCanon、よくまとまっている。APSミラーレスで売上げNo.1の実績を実感できた。ただし軽い撮影にはカメラまかせで良好と思われるが、依然としてミラーレスカメラを初心者やファミリー向けとの位置づけがあるようで、細かな設定ができず、基本性能が悪くないだけに時としてもどかしさも感じる…が、適当に撮っても結果がCanonの絵造りになるため文句は言えない(ファインダーの見えは良くなくて不安を感じる)。一点だけ決定的な問題点はEVFのアイセンサーの感度が悪く、撮影しようと覗くとEVFが真っ暗で一瞬おいて映像が見えるようになるのである(筆者はファインダーのみで撮影)。そしてアイセンサーを切ることもできず、ついには上の写真のとおりセンサー部をプラスチック片(錠剤の包装材を切って製作)で覆ってしまうことにした。LUMIX GX7の時も似たようなことになったがファームアップで解消されたので、Canonもぜひ改善して欲しいものだ。心配していたAFの速度・精度もM3に比べると改善され「メモ用カメラ」としてだけではなく島歩きにも使えそうな予感がしてきた。他のAPSカメラより良い点は(OLYMPUS PEN-FやLUMIX GX8も同様)ほとんど使わないモニターを裏返して畳むと後ろがスッキリ収まり、他のメーカーも見習って欲しいものだと思う(更にEVFで設定やレビューが見られるのでモニターは要らないぐらいと思っている=でも動画なども撮る人もいるため、そこまで過激には言わない)。バリアングルが特に便利というのではなく裏返せるのがいいのである。フルサイズミラーレスをCanon EOS Rにしそうになったのも同じ理由で、次のモデルでもう少しレンズ・ボディ共に小型軽量となれば(その噂は現実となりそう)Nikon Z6から移るかも知れないぐらいだ。