この寺では梅の植裁が意外に少なく、山間部ゆえのことだろうが、庫裏前の古木の花が咲き始めている程度だ。この日は天気も良く暖かな日だったが、これを書いている今日は寒波がやって来て朝は氷点下である。
池畔にも梅としては巨木になる木があるが、こちらはほとんど咲いていない。また春が深まったら来ようと思う...別の風景となるだろう。
この寺では梅の植裁が意外に少なく、山間部ゆえのことだろうが、庫裏前の古木の花が咲き始めている程度だ。この日は天気も良く暖かな日だったが、これを書いている今日は寒波がやって来て朝は氷点下である。
池畔にも梅としては巨木になる木があるが、こちらはほとんど咲いていない。また春が深まったら来ようと思う...別の風景となるだろう。
以前友人からやって来たFuji finepix S3pro(2004年登場)の寿命が、ついに尽きた。最後に肩液晶が数回点滅して、もう動かなくなった…古いカメラの運命でもある。メカカメラと異なり修理期間が過ぎると修理は困難となり、非純正の修理屋さんで直せる場合もあるが、日進月歩のデジタルカメラでは修理価格を考えると新しく買う方が賢明な措置なのである。私も「案外使える」古いデジタルカメラを使うことを仕事とは別にして楽しんでいるが、大がかりな修理をしてまでは使い続けようと思わない。上記のような事情もあり、中古カメラ市場ではフィルムカメラ時代よりデジタルカメラの値落ちが激しく、程度の良い中古品を買った方が良さそうなのである。長らくお世話になりました、ありがとうございましたm(_ _)m
NikonのDXカメラは持っていないので、今後はFuji finepix S5pro(これも友人から来た)を使うことになる(DXレンズは3本あり)。こちらは健在で、比較的新しい(2007年)カメラなのと、使用感もずっと少ないため、まだまだ大丈夫だろう。Fuji finepix S3ProはNikon D100の、S5proはD200の改造機である(当時NikonとFUJIFILMは協業していた)。
さて急遽、庭にて撮影…レンズはNIKKOR 18-55mm/F3.5-5.6G-VRである。非常に写りは良い。現在のFUJIFILM X-Pro2などと比べると甘さがあるが通常の使用では問題にならない。
こちらは完全逆光での撮影、これなら安心して使えるだろう。逆光のためカメラ内蔵ストロボでデイライトシンクロさせている。庭にも春がやってきた。
さてOLYMPUS E-1の逆光での特性を見てみよう。本堂を背景にトップライトで撮影…まだ2月なのでpm1:30での太陽高度は高くないためにレンズを少し上に向けるとフードをしていても太陽光はレンズ面に入ってくる。フレア・ゴーストでの色付きはセンサー由来のものである。新しいボディならフレアが出たとしても白っぽくなる。ピントは来ているが、このような込みいった対象の場合、AFが後ろに抜けることは無いが、やや後ろ気味に合う傾向がある(テストの結果では測距センサーやエレメント駆動系のピントのズレはない)。
国宝:三重の塔、相輪が特に美しい…順光では何らの問題もなくOLYMPUSブルー。青すぎる空も設定で押さえられるが、ここは個性として残しておくことにする。
三重の塔の裏側から、太陽が木の間からのぞいたところで撮影…ファインダーでは眩しいだけだったが、記録されたデータはこのようになっていた。本堂の逆光撮影では判然としない人もいるだろうが、ここに表れた三原色の丸いフレアは、古い時代のCCDセンサーの特徴を偶然にせよ出している(必然でもある)。これは明らかにセンサー由来のものである(右の絞りの形の出ているものはレンズ&フィルター由来)。これも個性と割り切ることにする。私はあまりそう言うことを考えないが、写真の表現として許されることだろうと思う(現在のカメラなら安いコンデジでもこうはならない)。
参道を進む…道の脇にどこか喧嘩で怪我をしたのか、治療部の薬を舐めないように襟巻きをされている雄猫…これも繁殖期の風景である。この寺の参道には多くの猫が住んでいる。食堂の女将に聞くと、別に猫を半飼育しているのではなく、どこからか子猫を捨てに来て、可哀想なので何となく面倒を見ているようだ。
参道にはアセビ(馬酔木=弱い毒があり、食べると馬が酔うという例え)が多く植わっており、全体には二分咲きと言ったところだが、1本だけ満開の早生木があった。もう少し経つとアセビの花回廊となる。
参道のアセビの隙間から畑の中に満開の梅の木が見えた。残念ながら寺の境内には梅が少なく、早春の花はこれからといったところだ。
OLYMPUS E-1の描写はバラバラのAWB以外は問題がない。評価測光も上出来である。このボディは2台目E-1の初めてのフィールドで、設定はほとんどデフォルト(画素数が小さいのでコントラストだけ+1)だが神経質になるほどではない。これより後のE-300/500(同じコダックCCDセンサー)より率直であった。別の問題は明日紹介しよう。
今日は暖かく天気もよかったので、早春の当尾・浄瑠璃寺へ久しぶりに行った。相変わらずの門前町風景である。「宣言」のためか来訪者は土曜としてはかなり少ない。
参道にて…冬も去り、光が強くなってきた。トップライトでも逆光並に気を使う必要がある。 機材が古~いOLYMPUS E-1+同時代のZUIKO 14-45mmF3.5-5.6なので、更に逆光には神経質にならないといけない。しかし先般の予想通り、フィールドでも楽しく使えるカメラであることは分かった。ひとつ使用について気を付けることはシャッターショックが案外あること(撮っている時はそれほど感じない)で、手振れに要注意である。感度が上げられないことも関係がある(せいぜいISO400/できれば200まで)。
先日導入の個体より良いものが安価で見つかったので、2台目OLYMPUS E-1として購入(1ヶ月の保証付き)。前回のもの(手前)は写真館使用(あるいは特殊なコマーシャル撮影)だったらしく、ボディはきれいだったがレリーズターミナルやホットシュー、外部電源との接続部やデータのPCへの転送ソケットにかなりの使用痕があり、三脚に据えてバッテリーを使わずに直接DCにつなぎ、レリーズを使って撮影、データもすぐさまPCへ送っていたと予想される。シンクロターミナルは使わなかったようで、ホットシューにスレーブ装置を付けてバルカーなど大型ストロボを発光させていたように推理される(カラー設定も"Adobe RGB"になっていた)。今回のボディは普通のアマチュア使用だったらしく、全体もきれいだったが、細部も使用に関する特徴はなく、古い機械(シリアルナンバーから前のボディよりかなり古いと判明)にも関わらず、14,346ショットであった。
ワイド側の中央部を切り取った。絞りF4/ISO100...レンズも後期型ではあるが、想像よりかなり良い。500万画素なので拡大するとアラが出るが、通常の使用なら充分に耐えられる画像である。なにしろ「プロ用」と銘打ったボディなのである。
望遠側で絞りF8...夕刻なので赤くなる。晴れると青が勝つ…AWBは不思議なぐらいコロコロと変化する。 しかしこのカメラ、気に入った。