谷汲山:華厳寺

第三十三番 華厳寺 : 西国三十三所

今日は久しぶりの撮影に出た…やはり暑いが「少し」涼しくなって、なんとか岐阜の谷汲山華厳寺を訪問できた。自宅から3時間と言ったところである。10年以上前に一度訪問したことがある。

まず感じたのは「寂れ」である。日曜日というのに広大な駐車場に停まっている車が極端に少ないこと。

長い門前町に並んでいた店がほとんど廃業していたこと…コロナやインフレの影響ではない、かなり以前に寂れてしまっていたのだろう。僅か10年ばかりのできごとである。

しかし長い門前町を歩いて仁王門に辿りついた(やはり暑い=脱水気味)。仁王像も傷みが目立った。古刹である華厳寺であっても、持続的な信仰心、なかんずく観光隆盛は難しいのだろう。かなり不便な場所にあるのも関係あるかも知れない。

本堂は改修中である。かなり広い寺域だが、暑さと坂道・階段の連続でバテた…それでも約2時間かけて全体を歩けた。拝観料は不要で撮影も「他の人に迷惑にならない程度」で禁止はしていない。これから今回の夏の旅写真を出していきたい。

カメラはこれだけ…初フィールドであった。印象としてはメカ的な性能は問題ないが、絵造りとしてはダイナミックレンジが広い分、コントラストが低くシャドウ締まりが悪くてトロンとしている印象(デフォルト設定)。さっそくセッティングを変更した。APS専用の小型ワイドレンズの発売が待たれる。今の状態ではレンズを選びようがない。