堀切港

長命寺を下って沖島への連絡船の港、堀切港へ向かう。向こうが沖島…小さな島と右の大きな島がくっついた「ひょうたん島」で、途切れているように見える僅かな平地に民家が固まっている。島民は連絡船か自家用船でここまでやって来て、港の専用駐車場に停めている車で通勤や買い物に出かけるのである。したがってバスが1日数本でもそれほど困らない。

港の隅に古い連絡船の案内板が落ちていた。船のダイアはたまに変更となり、それが告知されないケースも多い(ここだけに限らない)。それは連絡船のありようが、島民の交通手段と考えられていて、外来者の至便は第二義的な問題だからである。

連絡船待合室、先にも書いたようにトイレはない(近辺にもない)。おりしも市長選の候補者の支援者が10名ばかり船を待っていた。どうしたものか中年の女性がほとんどである。

連絡船乗り口。連絡船がやって来た。ここで乗客を乗り降りさせて、島へとんぼ返りする(あくまで母港は島側)。立て札には昨年秋のコロナ緊急事態宣言の時の外来者の訪島の自粛の案内が未だに貼られていた。船と言えど公共交通機関なのだから乗船拒否はできないはずだが、全国的にこのようなことを見てきた。つまり連絡船は島民のためにあって外来者のためではないと言う定義であろう。その一方で観光政策もある程度とっている。過疎の進む離島の葛藤だろう。もちろん否定も肯定もできない。