さて先日衝動的に買ったZUIKO 25mm/F2.8のテストである。純正フードは結局なるべく薄さを保つため、普通のフィルターを付けずにライカマウント時代のCanonの超薄型34mm(古いがちゃんとコーティングはある)をフロントに装着して、昔の軟質プラスチック製のカブセキャップとあいなった=ほんの少ししかカブセられないが充分だ。外品ドームフードと異なり裏側からねじ込むことはできない構造なのである。これで外見は最小一眼レフらしくなった。
絞り開放F2.8では少し甘さがあるが、F4(この写真)で4/3の特徴であるテレセントリック特性の良さにより、中央から隅まで全面にピントが来る。その代わり絞ってもそれほど画質は上がらない。
上の写真の中央部切り出し…1000万画素の古いボディでもまったく破綻はない。
いつもの玄関前にて(薄曇り)…近距離でも問題はない。E-410のセッティングも落ち着いてきたようだ。
ところが逆光となると、端っこに太陽があるときはまだましだが、直接レンズに日の光が射し込んでくると、まるで使い物にならない結果(F4)となった。どこかのブログでも逆光に弱いとは書かれていたが、これほど激しいとは想像外で、現代のレンズとしてのフレア・ゴーストの出かたは珍しいと思われる。強い逆光には要注意である。