法泉寺

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相楽地区を抜ける...このあたりは南山城地域(相楽郡)の中心に近く、JRと近鉄の駅にも近いため、旧村部の周りに新興住宅地が広がっている。また田畑が売れた(住宅地・道路・大規模店舗など)ために農家の建て替えも進んでいて、ちぐはぐな景色となっている。

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そしてムラ外れの法泉寺へ。以前は見渡す限り木津川の沖積平野に田畑が広がっていた。今は田圃も多いように見えているがまったく違っている。寺の周りの微高地の家は古くからの農家だが、遠くに見えている建物はすべて最近のものである。右(南)は奈良との境の歌姫神社までずっと稲田が続いていて、その真ん中に細い歌姫街道が延びていた。そして街道は平城宮跡の太極殿(復元)に突き当たる古道である。

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寺も境内敷地に幹線道路が付き(お堂のすぐ右側)、更に裏山には京奈和自動車道が付いた…そのために荒れ寺は資金ができて立派に再建されたようである。まだお堂は小さいが、この何倍もの新築の庫裏(住職の家)が左にある。古い仏像などは片隅に寄せられている=これは次回の紹介だ。