厳島への連絡船から

厳島への連絡船(フェリー)は松大汽船(どちらかというと広電側)とJRの2社が運行しており、各々15分間隔で発着する=すなわち少し時間をずらして15分に2本出ていることとなる。さすがに日本三景、その便数で平日でも船は満員だ。車は観光客用と言うより旅館や店用の食材や資材を運搬する貨物車がほとんどである(観光ルートはほとんど車は通れない)。東側海岸線は広島から廿日市まで工場が建ち並び、海の環境は必ずしも良くない。名物のカキ筏も見えているが、カキ養殖の中心は厳島の裏側の阿多田島に移っている…そしてカキ養殖では岡山の日生に抜かれている。

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連絡船は島側の桟橋へまっすぐ行かず、少しコースを曲げて厳島神社と大鳥居の正面を見せる…桟橋は左へ徒歩20分のところだ。鳥居の周りには以前はなかった遊覧船が出ていた(1名1200円と少し高いのであまり人は乗っていない)。山の中腹に見える小さな建物が「平松茶屋」山の中の小径にあり観光コースから外れているが(筆者は過去2度立ち寄って景色を楽しむと同時に女将に話を聞いている)山側から厳島神社や鳥居、宮島町の町並みが一望できる場所で、今ここに店を出すことに許可は下りない。おじいさんの代にできたもので、たとえ利益が出なくても続ける覚悟だそうだ。ここでお茶ともみじ饅頭をもらって景色を眺める…これも醍醐味だ。今回は時間的な制約で寄れなかったが次回は必ずここで休憩する。

「平松茶屋」

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