下御霊神社

神社には、昔干魃の時、都の人を救ったという湧き水があり、現在も「御霊の水」として水を汲みに来る人がいる。京都盆地保津川賀茂川・高野川など多くの河川が流れ込んだ三角州のような地形で、地下には多くの地下水が流れている。伏見の銘酒も同じ水によって醸されている。

境内では老剣士が「やっとう」(剣術)を外国人観光客に教えていた。ご老人、なかなかの使い手で英語も流ちょうなものであった。

社務所前の立派な這い松、目線の高さで前庭いっぱいに広がっていた。

そして内宮・外宮、その他八百万の神々が祀られている拝殿。中には入れない。

隣の本殿にも入れはしないが中は良く見えている。説明には本殿となっているが、本来はこちらが拝殿のように思われた。

さて神社をあとに、すぐ隣の革堂(こうどう)行願寺の門前が見えてきた。今回の最初の目的地である。西国三十三所札所としては、ごく目立たない存在である。