京都市街へ

今日は久しぶりに懐かしい京都の町を3時間ばかり歩いた。高校生の頃から50数年間、町中を歩いていた。外国人を中心に観光客が増え、その次にコロナときて、この数年間足が遠のいていたのである。

京阪神丸太町駅(この駅も私にとっては新しい)を地上に上がると、賀茂川のたもとに出た。駅や道路が新しくなってもお堂や社は元と変わらない。

そして丸太町橋、わざと平日を選んだが、それは正解で人通りは少ない。

橋の真ん中から南を見る。大きな建物は三条・四条あたりだ。午前11時半、太陽は輝いていた。

橋をどこへ行くのか女学生が歩いていた。顔は写しにくくなったが、京都といえば学生の街である。観光客ばかりが目立ったコロナ前の頃が異常だったと思うのである。

丸太町通りを左に曲がって革堂の方へ向かう、今はイチョウの黄葉が盛りである。人も大通り以上に少ない。

まずは革堂(行願寺/西国三十三所の十九番札所)の手前の下御霊神社に立ち寄る。入るとまずはお稲荷さんだ、寄進された提灯も風情が感じられる。ダイナミックレンジは広くないがM9などに比べると影に入ったときのAWBはずいぶん改善されている。そして使いにくいセンターウエイト測光もシャッター半押しがM6並にできるようになって、気むずかしさは緩和されている。言い換えれば昔のM6使いの頃の勘が戻ってきたとも言える。

狛犬ならぬ狛狐は傷みが進んでいて金網で保護されている。改修すべきか、このまま保存すべきか難しい判断になる。

F2まで開けられて、しかも実用画質になるのでVoigtlander ULTRON28mmF2-ASPHも捨てがたいレンズとなった。ピント合わせはもちろん良好、そしてレンズが少し長くて絞りリングが離れているため操作はしやすい。