古道具屋なども何軒もあるのだが、ほとんどはゴミ屋敷のようになっている。明らかに不法建築である。
閉店した店前に当地の農家が野菜を並べたりもしている。もちろん店番は居なくて、横にある箱に代金を入れて持ち帰るスタイルだ。
軽い登り坂の参道も山門に近づくにつれ営業している店が増えていく。非常に暑いが木漏れ日の参道は比較的歩く気分が良い。名古屋名物の「ういろ」の看板と「うなぎ」の幟り…大店である。
その料理店の前に当地のキャラクター「いのりちゃん」が立っていた。まだこの町でも一般的ではないがホッとするユルキャラだ。
1km、写真を撮りながら30分をかけてついに山門が見えてきた。このあたりまで来ると大きな旅館が営業している。
旅館「立花屋」前の利用者の看板、昔風で好ましい。旅館としては繁栄を誇ってもいるのである。最近は個人情報保護の理由でこのような表示は少なくなっている。さていよいよ境内に入る(この段階ですでに暑気にやられつつある)。カメラは頭がボォっとしていても明解に写る。