島の商店

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いよいよ集落の中に入っていく…八幡神社でも大晦日には「大祓祭」がなされるようだ。その年の汚れを祓い、翌日の新年を清らかに迎えるのである。

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町内を進むと、これまで離島では見たことのない小綺麗な商店に遭遇、規模は大きくないが、ちょっとしたコンビニ並の店である…漁師は現金収入があるため、以前は農村に比べると消費文化が発達していた。残念ながら昨今の離島では年金暮らしが増えたのと過疎化により、商店は次々と閉鎖され、このような店は見かけなくなっている。ここでは漁業が衰えたとは言え、まだまだ健在なのであろう。

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ふと建物の隙間を見ると、堀のような水路が簡易な暗渠となっていた。そして脇には水道管がある。簡単なものだが、昔の用水路が上下水路に利用されているのである。確かに人口の割には非効率な離島の社会資本整備だが、このようなところにコストをかける必要がある。離島の寂れは全国の地方の寂れと受け取るべきである。