岩船寺の花

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サクラの季節が過ぎても、さすがに花の寺、多種の花を植えて目を楽しませてくれる。しかも野趣を残すために外来品種をなるべく避けて、在来種(本来、山や野に生育している種)を以前から生えているように栽培している。これはミツマタ(和紙の原料)の花で、園芸品種の赤い花芯ではなく、遠く奈良時代に中国から渡ってきた古くからの花である(開花期が1ヶ月以上におよび長く鑑賞できる)。重文の五輪塔の前から本堂方向を撮影した。

下の方の写真にも出てくる重文の三重塔の前のヤマツツジ、これも実際は植えているのだが、品種としては里山に普通に生えているものである。咲く花越しに見る文化財はまた格別である。

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Nikon Z6…ここでも硬さが分かる。