冠者島

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大島漁港の前は開けた湾だが、長い突堤で港湾内は外海と仕切られている。向こうの山は若狭と近江や丹波との国境の山塊である。湾の真ん中にある島は冠者島といい、昔から神聖視されていて(ここに航海神・弁財天の社がある)以前、祭りの時は手漕ぎで島まで行ったものである。全国の多くの海辺でこのような島は神が宿るとされて神聖視されている。 

大島半島

湾内での乗船体験と船漕ぎ競争とは別に、昔にならって上陸こそしないものの冠者島へモーター船で行き、島をグルリと回ることもしている。その時は全速力を出して船を飛ばし、海への畏怖と陸への無事の帰還も体験させる(かなりの波を被るし、怖い体験でもある)。これも地元の小学生への社会教育の一環なのである。

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